読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

先月はどうにも日記を書く時間がなかった。今月もどうにもありそうにない。

出来事を記録するのは好きな方なので、これからは何かしら書く事があったら記録することを心がけたい

 

今日は、長時間生まれつきなんらかの精神障害を持つ人物が集まる場所に居た。

 

まず、最初に少女がいた。

ピンク色のファーコートを着た、いかにも年頃のそれといった感じであった。身長も大きく、バランスの取れた身体つきである。特に身長に関して私と同程度なので、年齢もそう自分と違わないだろう。

顔立ちも至って普通。少しハーフのように見える。

到底なんらかの障害を持っているようには思えなかったし、親との会話も至って正常だった。

ただ、母親が口元を真っ赤にして怒鳴るような口ぶりで話しかけていた。母親が口周りを手で擦るたびに赤くなっていったのは皮膚が異様に弱いのだろうか。

「ただのストレスだった」「ストレスが溜まりすぎている」などと言っていたが、正直何を言っているのかがよくわからなかった。主語がないが、省略された主語は推測するに少女または母親自身なのだろうか?

唯一、正常でないと言えたのは、椅子に座っている間に読んでいた本が簡単な二桁の足し算の本だった事、そしてそれが教科書ではない事だった。

演算能力に何らかの障害を持っているのだろうか?

 

小太りの少年がいた。

椅子に座るなりおもむろに3DSを開き、言葉を口にする事はなかった。

動きもほとんどない。制服を着ていて、恐らく高校生だと思う。

 

痩せた少年がいた。

私の隣に座っていたが、ずっとスマホを弄っていた。

スマホの内容は、外国の駅などの風景の画像が殆どだったが、少年は特に1つの英単語が表紙に書かれた青いノートの画像を拡大し、眺めていた。

しばらくすると、少年は突如席から立ち上がり、どこかへ行ってしまった。

私の席が揺れ動くほどの勢いで立ち上がったので、少し驚いた。

自閉傾向のある少年は、往々にしてゆっくりと立ち上がる事が出来なかったり、もっと細かい所だとプリントなどを回す時に強い勢いで前の席から取るなどを、無自覚で行うように思える(しょせん、これは私の経験則に過ぎないので、一般化は安直である)。

 

中年程度の容姿をした、男性がいた。

全身に赤いアトピーのようなものが出来ていた。

隣には親がいて、男性は時々、呂律の回らないかんじで「かゆい」と呟いたり、隣の親の肩を叩いて、自分の背中の痒い箇所を指摘していた。

それを聞くと、親は男性の背中を掻く。これが、10分に5回程度繰り返されていた。

 

男性とも女性ともつかない、中年の人がいた。

殆ど言葉を呟かない。容姿から察するに、40~50代のように思える。付き添いには、老年の親と思われる人物がいた。

顔つきは、目がギョロついていて、くまが異様に深く、口は尖っていた。

一番印象に残っている「人」だった。どうやらその人は、待つ事が難しいようで、時々親の足を掴んでいた。叩くわけでも、つねるわけでもなく、掴む。それなりの握力はあるようで、年齢の相まっているのか親は「痛い」とその度に言っていた。

途中で親は、その人の横に座るのをやめ、席を立った。その人は、足を何度も掴んでいた。言葉を使う様子は、ない。

その後、看護師(と言うとなんだか違和感がある)が親に「大変ですね」と声をかけていた。

 

20~30代と思える、女性がいた。

失礼な話だが、一番面白かった。

容姿は、異様にくまが深いが、それ以外は普通のように思えた。若干ハーフの気配もした。

来るなり椅子の上にしゃがみ、特に意味がないと思われるパ行の連なりを連呼し出した。

「パペパピピピピププパパパ」などといった具合で、それを数回繰り返した。出落ちは卑怯だと思う。

親は「やめなさい」と何度も言っていたが、「申し訳ない」と1回の「やめなさい」につき3~4回ほど返す。

親に何かを言われる度に、笑いながら「申し訳ない」を連呼する。その言葉はあまりにも状況と不釣り合いだった。

既に私の顔は歪んでいた。思わぬ所で戦いが始まってしまった。

その後、突如12月も終わりだよー!!と叫んで階段を降りてどこかへ行った。私は堪え切れず吹き出した。