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ふうせん、なんだかこの四文字からは不思議な感じがする。

そういえば、フーセンガムとなどのように「ウ」を伸ばしている表記もよく見る。違和感はない。

でも、ふーせんは違和感があるな。単純に見たことがないというのもあるが、平仮名だけの文字の羅列に長音符が入っていることにたぶん違和感を覚えるのだろう。

フウセンも逆に見ない。片仮名では同じ母音の並びは伸ばさないと微妙におかしく見えてしまう。

あまり関連性のない事だが、英語で不定冠詞がaからanに変えるようになった理由がなんとなく分かる気がした。

 

漢字にしても謎は多い、風の船ってなんだ。一応風船が浮遊している様子は、船にも見えなくはないが何か乗るわけでもないのに強引すぎないか。

 こういう時のインターネットだ。近代文明の象徴がすぐそばにあるというのは、なんとすばらしいものだろう。

調べてみたところ、風船という言葉は昔は気球の意味で使われていたのだが、日本海軍が風船と呼ばれていたものを気球と定めたことにより風船は気球の意味では使われなくなったらしい。

一般的に玩具用ゴム風船が風船と呼ばれるようになるのにそれから7年ほどのラグがあったり、その何十年も後にまた気球を風船と呼んでいる時期が登場しているのも面白い。

それでは、紙風船はどういう経緯があってこの呼称になったのだろうか。

そんな事を思いながら調べ物を続けていると、すぐに一日が終わってしまうので、ここら辺でやめる事にしよう。